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日本代表のアギーレ監督 八百長問題で告発 NHKニュース

スペインの検察当局によりますと、アギーレ監督はスペイン1部リーグのチーム、サラゴサの監督を務めていた2011年5月の最終戦、1部リーグ残留をかけた試合で八百長に関わった疑いが持たれています。
サラゴサはこの試合に勝って、1部リーグ残留を決めていました。
検察では、この試合前に当時のサラゴサの会長が両チームの選手などに金を渡していたことなど、八百長の疑いがあるとして、関係者に事情を聞いていましたが、15日、アギーレ監督を含むこの試合に関係した選手などおよそ40人を裁判所に告発しました。
スペインの司法制度では、検察からの告発を受けて本格的な捜査が始まるということで、アギーレ監督が事情を聴かれるために出頭を求められる可能性があります。
日本代表は、来月のアジアカップへ向けた強化合宿を今月29日に始めることになっていて、アギーレ監督がチームを離れざるをえない事態になれば、チーム強化への影響が懸念されます。

アギーレ監督の八百長疑惑については、スペインの地元メディアがことし9月に報道を始めましたが、アギーレ監督はこの問題を記者会見で質問されても「全く心配していない」と繰り返していました。
また、日本サッカー協会に対しても一貫して「問題ない。無実だ」と話し、12月6日のJ1最終戦を視察した際にも報道陣に「私も皆さんと同じように記事になった報道を読んだだけだ。正式には、私も弁護士も何も聞いていない。正式な情報を待って、どういうことなのか知りたい」と話していました。
15日は来年1月から始まるアジアカップの日本代表メンバーを発表しましたが、八百長の疑惑に関する質問については「大会で指揮をとること、競技の面だけに集中して臨みたい」と話していました。

アギーレ監督の八百長の疑いは、スペインの刑法で定める「個人間の汚職」に基づいて捜査されます。
この法律では、有罪となった場合、4か月から4年の禁錮刑やプロとしての1年から6年の資格停止、それに受けた利益の3倍の罰金が科されると定められています。
今回の捜査は、スペインのプロサッカーリーグ機構が問題を提起して始まりました。
スペインの司法制度では、検察庁が裁判所に「告発」することで本格的な捜査が始まり、事情を聴かれるために出頭が求められることがあります。
そして、裁判所の判事の指示での捜査の結果、犯罪に関わった疑いが強まれば検察庁から起訴され、罪に問われるかどうかの裁判になります。