現地からの報道によりますと、ナイジェリア北東部のグムスリで14日、武装した集団が集落を襲撃し、機関銃を乱射したうえにガソリンをまいて住宅に火をつけて焼き払い、30人以上の住民を殺害したということです。
武装集団は、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」とみられ、襲撃のあと女性や子どもなど100人以上をトラックに乗せて連れ去ったということです。
生存者の一人は、アメリカのCNNテレビの取材に対して、連れ去られた人の数は185人に上ると話しています。
襲撃があったのは今月14日ですが、通信設備が壊され、電話が通じない状態になっていたため、生存者が4日かけて別の町にたどり着き、事件が起きたことを伝えたということです。
「ボコ・ハラム」は、ことし4月にも、今回襲撃を受けた集落の近くにある学校を襲撃して女子生徒200人以上を誘拐する事件を起こしています。