イスラエル軍の発表によりますと、現地時間の２０日午前０時ごろ、イスラエル軍はガザ地区南部にある武装勢力の関連施設に空爆を行ったということです。
今のところ、この空爆による被害は明らかになっていません。
イスラエル軍は、ガザ地区から１９日にロケット弾が発射され、イスラエル南部の畑に着弾したことへの報復だとしていて、ラーナー報道官は「イスラエルの治安を損ない、市民の安全を脅かそうとする試みは容赦しない。イスラエルへの攻撃の責任はテロ組織ハマスにある」とコメントしました。
イスラエル軍によるガザ地区への空爆は、ことし８月の停戦以降初めてです。
ガザ地区では、戦闘が収束したあとも再建が進まず、住民の生活が改善されないなか、ハマスがこのところ大規模な集会を開いたり、海に向けてロケット弾を試験的に発射したりして、イスラエルへの挑発行為を繰り返していて、今回の空爆で双方の緊張が再び高まることが懸念されています。
