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習主席 1国2制度は中国政府が認めたもの NHKニュース

マカオでは、ポルトガルから中国に返還されて20日で15年となるのを記念して式典が開かれ、出席した中国の習近平国家主席が講演しました。
この中で習主席は、マカオが中国に返還されてから著しい経済発展を遂げたと評価するとともに「中国政府が全面的な管轄権を有効に行使し、高度な自治が十分に保障されてきた」と述べ、マカオと香港で立法権や司法の独立など高度な自治が認められた1国2制度について、あくまでも中国政府が認めているものだと強調しました。
そのうえで、習主席は1国2制度について「1国の原則を堅持しながら、2制度の違いを尊重しなければならない」と述べ、香港やマカオのことは中国政府が決定権を持っているとの認識を示しました。
香港では、民主的な選挙を求める学生たちが大規模な座り込みを行い、学生たちは「中国の影響力が強まる一方で、香港の自由な社会が損なわれ、1国2制度が形骸化している」などと中国政府を批判し、国際社会の注目を集めました。
習主席の発言は、選挙制度などについて中国政府の権限を改めて強調したもので、権利の拡大を求める学生や民主派などをけん制するねらいがあるものとみられます。