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中教審 新しい大学入試平成32年度から実施を NHKニュース

中教審はおととしから大学入試の在り方について検討し、22日の総会で下村文部科学大臣に答申しました。
答申では、現在の大学入試は知識を覚えることに偏りがちで1点刻みの選抜になっているとして、知識の活用や思考力などを総合的に評価するものに転換する必要があるとしています。
そのうえで、現在の大学入試センター試験を廃止して平成32年度から新しく「大学入学希望者学力評価テスト」を実施するとしています。
このテストでは、▽複数の教科にまたがる問題を導入するほか、▽マークシート方式だけでなく記述式で答える問題や、▽英語については「聞く・話す・読む・書く」の4つの技能をはかるため外部の試験を活用すること、▽成績は1点刻みではなく段階別に示すことなども検討していくとしています。また、各大学に対して、筆記試験だけでなく小論文や面接などでも評価し、多様な学生を確保するよう求めています。
さらに、高校在学中に学習の到達度をはかるため「高校基礎学力テスト」を新設し、高校2年生と3年生の希望者が年に複数回受験して、進学や就職の際の学力証明として活用できるようにするとしています。
下村文部科学大臣は「21世紀の子どもたちが世界で活躍するために重要な答申だと理解している。これが『絵に描いた餅』にならないよう徹底してやり尽くすのが今後の文部科学省の使命だ」と述べました。
文部科学省は今後、専門家会議を設置し、1年後をめどにテストの具体的な内容をまとめる方針です。