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ローマ法王:「世直し」で存在感 「格差是正」人気背に - 毎日新聞

 カトリック史上初の中南米出身法王となって1年9カ月。戦争被害者や難民に救いの手を差し伸べる「貧者の教会」路線を掲げ、独自色を打ち出してきた。6月にはイスラエルのペレス大統領(当時)とパレスチナ自治政府アッバス議長をバチカンに迎え、平和を祈願。米国とキューバの電撃的接近も法王が仲介していた舞台裏が明らかになり、「バチカン外交が復活した」(外交筋)。

 プロテスタントが多数派の米国でも、シンクタンクの12月発表の世論調査による法王の支持率は78%。オバマ米大統領(45%、ギャラップ社の最新調査)を上回っている。「人気がカトリック教徒にとどまらないのは平和や、貧富の格差是正を訴えているからだ」。法王の評伝を著したアルゼンチン紙ナシオンのエリザベッタ・ピケ記者が解説する。歯に衣(きぬ)着せぬ発言もメディアを動かす。

 フランシスコ外交の3本柱は「平和、貧困撲滅、懸け橋」(バチカンのパロリン国務長官)。