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国連安保理 イスラエル撤退の決議案否決 NHKニュース

国連の安保理では30日、パレスチナ情勢を巡る緊急の会合が開かれ、1年以内にイスラエルパレスチナの和平を目指し、イスラエルは2017年末までに第3次中東戦争のあと占領した土地から撤退するとする決議案の採決が行われました。
決議案は、アラブ諸国を代表してヨルダンが提出したものですが、賛成は8か国で採択に必要な9か国に届かず、アメリカなど2か国が反対、イギリスなど5か国が棄権して決議案は否決されました。採決のあとアメリカのパワー国連大使は、「決議案はバランスを欠き、交渉と妥協による和平の実現を妨げるものだ」と反対した理由を説明しました。
これに対してパレスチナマンスール国連大使は、「安保理はまたしてもその責任を果たさなかった。なぜ国際法に違反するイスラエルの占領を終わらせることがこれほど難しいのか」と、強い失望感を示しました。
今回の動きは、アメリカが仲介する和平交渉が停滞するなか、パレスチナ側が安保理決議を通して期限を設けた和平の実現を目指したものですが、パレスチナ問題を巡る国際社会の足並みの乱れが改めて浮き彫りになりました。