ギリシャ議会解散、総選挙は1月25日実施へ | Reuters
ギリシャ議会は２９日に大統領を選出できなかったため、解散・総選挙が行われることになった。
ギリシャでは１２月２９日、議会で次期大統領を決めるための投票が行われましたが、否決され、１月２５日に議会選挙を実施することになりました。
これを受けて、ギリシャの議会は３１日に解散され、本格的な選挙戦に入りました。
財政危機に陥ったギリシャでは、ＥＵ＝ヨーロッパ連合とＩＭＦ＝国際通貨基金の金融支援を受ける代わりに、財政緊縮策を実施してきましたが、長引く景気低迷で、国民の不満が高まっていて、緊縮策に反対する最大野党が急速に支持を拡大しています。
選挙の結果、この野党が政権の主導権を握ることになれば、金融支援を巡るＥＵなどとの協議は難航することも予想されるだけに、ドイツのショイブレ財務相は選挙戦に先立ち、「どのような政権になっても、前政権が決めた合意を守るべきだ」と述べ、新政権の下でも財政緊縮策を続けるよう、けん制しました。
また、ＩＭＦも選挙の結果を待って金融支援を巡る協議を改めて行う方針を示しており、ギリシャに対して財政緊縮策の継続を求める声が強まっています。
