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金価格、原油との相対比較で98年以来の高値水準 | Reuters

金価格が原油相場との相対比較で1998年以来の高水準となっている。金価格が魅力を維持する一方で、供給拡大と需要減退を背景に原油価格の下方スパイラルに収束の兆しが見られないためだ。


原油価格は自らのファンダメンタルズを背景に急落しているのに対し、金は原油価格が半値近辺に急落する中で投資家から安全資産とみられている。


ロイターがまとめたデータによると、インフレヘッジに利用される金は1オンスのスポット価格XAU=が7日、米国産原油価格24バレル相当に達した。


この比率は月間の平均価格に基づき算出したもので、原油相場が2008年に続く過去2番目の大崩れとなった昨年10月以降、比率は2倍に拡大した。


過去2年間は米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策を縮小する中で金の魅力が薄れたが、最近はユーロ圏の危機の混乱が再燃したことで安全資産として一部の支持を集めている。


金と原油は似たような値動きをすることが多いが、今回は原油が自らの弱気ファンダメンタルズに基づき急落する悪循環に陥っており、金価格はそれに追随していない。


CPMグループのマネージング・パートナー、ジェフリー・クリスチィアン氏は「いつもお決まりの一発芸ではないことが分かる。金は原油相場と切っても切れない関係にあるわけではない」と話している。