ロシア中銀が新金融政策担当を任命、ユダエワ氏から権限移管 | Reuters
ロシア中央銀行は14日、クセニア・ユダエワ第1副総裁が所管している金融政策担当を中銀幹部のドミートリー・チューリン氏に移管すると発表した。
チューリン氏は向こう数日以内に金融政策担当に就任。中銀内での地位はナビウリナ総裁に次ぐナンバー2となる。
中銀は前年12月、通貨ルーブルの急落の防止に失敗し、ルーブルは対米ドルで80ルーブルと、過去最安値を更新。ユダエワ氏はこれに対する批判の矢面に立っていた。今回の人事はルーブル相場急落以来初めてとなる。
チューリン氏は58歳。1978年以降、中銀の業務に断続的に関わっており、2004年から中銀のデピュティー・チェアマンを務めている。
ユダエワ氏は引き続き第1副総裁として、金融安定、分析、景気見通し、対外政策を担当する。