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サウジアラビアのアブドラ国王が死去、サルマン皇太子が即位 | Reuters

サウジアラビア国営テレビは23日朝、アブドラ国王が死去したと発表した。新国王にはサルマン皇太子が即位した。サルマン新国王は王子らで構成する「忠誠委員会」を招集し、王位継承順位第2位だったムクリン王子を皇太子に指名した。


国営テレビは声明で「サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード殿下と王族とサウジアラビア全土は、アブドラ国王の死去に対し哀悼の意を表する」と述べた。


死去したアブドラ国王は1923年生まれとみられ、2006年から国王としてサウジアラビアを統治した。ただ、前王のファハド国王が病気療養に入った後から実質上は政務を執っていた。


サルマン新国王は79歳とみられ、2012年に皇太子に指名された。

サウジアラビアのアブドラ国王死去 NHKニュース

アブドラ国王はサウジアラビアのアブドルアジズ初代国王の息子で1924年に首都、リヤドで生まれました。
兄のファハド国王の体調が悪化してから事実上の指導者として国政を取りしきり、2005年にファハド国王が死去したのに伴って6代目の国王となりました。
世界最大の産油国であるとともにイスラム教の聖地を国内に持つことからアラブ諸国の盟主として中東地域のさまざまな問題に積極的に関与してきました。
アメリカの中東戦略の重要なパートナーとして発言力を高めてきましたが、2001年の同時多発テロ事件で実行犯の多くがサウジアラビア出身だったことからテロ対策の強化に乗り出しました。
また、アブドラ国王は内戦が続くシリアのアサド大統領を強く非難し、アラブ諸国の中でも政権の打倒を目指す急先ぽうとして反政府勢力に資金や武器を提供してきました。
そして国内では厳格なイスラム教に基づく統治を行いつつもおととし議会に当たる「諮問評議会」に初めて女性の議員を任命するなど女性の地位向上に向けた取り組みも図ってきました。

サウジでサルマン皇太子が即位、エネルギー政策踏襲へ | Reuters

アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルドフ氏は「アブドラ国王は、原油生産量を維持し、生産量で劣る産油国を市場から排除するという現戦略の立案者だった」と指摘。サルマン新国王に関してはサウジの国益保護に尽力してきたことで知られるといい、市場は彼も現状の生産量を継続するとみているという。


コンサルタント会社FGEのトゥシャール・バンサル氏は「現時点では概してサウジの政策が大幅に変わることは予想されていない」と説明した。


ただ、ヌアイミ石油鉱物資源相の去就に注目が集まるだろうとも指摘。「ヌアイミ氏は1995年から現職にある。報道では、かつて辞任の意を表明したが、アブドラ国王から自分の在位中は留任するよう説得されたようだ」と述べ、「石油鉱物資源相が交代した場合、サウジのエネルギー政策が変わるかどうかが問題だ」と話した。