貿易赤字、14年は12兆円台で過去最大 下期は8期ぶり改善 | Reuters
去年の貿易赤字 過去最大を更新 NHKニュース
財務省が発表した貿易統計によりますと、去年1年間の輸出額はアジアやヨーロッパ向けの自動車の輸出が増えたことなどから73兆1052億円となり、おととしより4.8%増えました。
これに対し、輸入額は円安が進んだことで火力発電用の液化天然ガスの輸入額が増えたことなどからおととしを5.7%上回って、これまでで最も多い85兆8865億円になりました。
この結果、輸出から輸入を差し引いた去年の貿易収支は12兆7813億円の赤字と4年連続の赤字となり、赤字額はおととしの11兆4683億円を11.4%上回って過去最大を更新しました。
一方、これと合わせて発表された先月1か月間の貿易収支では、原油価格下落の影響などで赤字額が前の年の同じ月の半分に縮小していて、財務省は「原油価格の下落傾向が続けば貿易収支は改善の方向に向かう可能性がある」としています。