米大統領がサウジ新国王と会談、イランやエネルギー問題を協議 | Reuters
米政府高官が会談後、記者団に明らかにしたところによると、新国王はイランの核開発を許すべきではないとの立場を強調した。オバマ政権がサウジと敵対するイランと核協議で対話を続けていることなどから、米国とサウジの関係にきしみが生じているとの指摘もある。
新国王はまた、エネルギーに関する政策を継続する意向を表明。両首脳は石油市場の安定などに関して意見交換したが、最近の原油安に関する言及はなく、新国王はエネルギー市場におけるサウジアラビアの役割は今後も変わらないと述べたという。
オバマ氏はアブドラ国王の死去を受け、インド訪問の予定を一部取りやめてサウジを訪問した。訪問にはケリー国務長官のほか超党派の重鎮が同行し、米国にとって中東地域で最も親密な同盟国の1つであるサウジを重視する姿勢を強調した格好だ。