雇用情勢一段と改善、12月失業率17年ぶり・有効求人倍率22年ぶり水準 | Reuters
有効求人倍率 1.15倍の高水準 NHKニュース
厚生労働省によりますと、先月の有効求人倍率は季節による変動要因を除いて1.15倍で、前の月から0.03ポイント上昇しました。
これは平成4年3月以来、22年9か月ぶりの高い水準となっています。
都道府県別で見ますと東京都が1.68倍と最も高く、愛知県が1.54倍、福島県と福井県が1.52倍などとなっています。
一方、最も低いのが鹿児島県と沖縄県で0.80倍、埼玉県が0.81倍などとなっています。
また新規の求人数は、前の年の同じ時期に比べると5.6%増えました。
産業別では、宿泊業、飲食サービス業が17.7%、教育、学習支援業が17.3%、医療、福祉が11.9%それぞれ増えました。
一方、去年1年間の平均の有効求人倍率は1.09倍で、前の年と比べて0.16ポイント上昇しました。
厚生労働省は「景気は回復の動きが続いており、それに伴って雇用情勢は確実に改善している。今後も、海外の経済状況が国内の雇用に与える影響などを注視していきたい」と述べました。