米「ナショナル・インテレスト」誌、米はキエフの新独裁主義に失望 - The Voice of Russia
ウクライナの政治危機の発生当初から米国はキエフ新政権の最も体 裁の悪い行為の意味を見くびろうとしてきた。米国の雑誌「 ナショナル・インテレスト(国益)」の編集者、ジェイムス・ カーデン氏はこうした見解を表した。
「キエフを掌握したのが新たな独裁主義であったことは、 ここ数ヶ月に示された例で明確であり、おそらく米国政権も、 米国に依拠するウクライナ政権の行為にはある種の失望感を感じ始 めているにちがいない。」
2014年9月、ウクライナのゲレテイ国防相は声明で、 省内にロシアに寝返る反逆行為を防ぐ特務機関が作られることを明 らかにしていた。10月、 ポロシェンコ大統領は新たな国民の祝日として、 ウクライナ蜂起軍の形成された日である10月14日を「 ウクライナ防衛者の日」と定めた。2015年1月はじめには、 ウクライナ民族主義者組織のリーダーであったステパン・ バンデラの生誕106周年を祝い、 ナチス主義者らによる松明行列が行われている。「ナショナル・ インテレスト」誌は、 ウクライナ政権の内部に急進的右翼思想を信奉する大隊司令官がが いても、驚くには至らないと指摘している。
カーデン氏は、 米国がウクライナ政権のやり方に目をつぶっていられるにも限界が あるはずだと期待するしかないとし、 その限界となるものについては、ナチス的な対敵協力者への賞賛か 、それとも、 またはそれとその模倣になるだろうと締めくくっている。