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ギリシャ支援協議は物別れ、先行き不透明感強まる | Reuters

ギリシャの支援策をめぐるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)がブリュッセルで16日開催された。国際支援プログラムの6カ月延長申請を求める提案をギリシャが拒否し、協議は決裂した。


EU当局者によると、ギリシャが立場を変えるまで協議が行われない見通しで、今後は、支援の延長申請をめぐるギリシャの決定次第となりそうだ。

ユーログループのデイセルブルム議長(オランダ財務相)は会見で、ギリシャは今週20日までにプログラムの延長申請を行う必要があるとし、それ以降は受け入れることはできないとの考えを示した。現行プログラムは今月末に期限を迎える。

ギリシャのバルファキス財務相は記者会見で、協議が物別れに終わったことについて一時的な停滞と楽観する姿勢を見せ、「欧州は48時間以内に団結し、必要な表現を見つけ出し、実際にやるべき必要なことを実施するため前進できるだろう」と述べた。


ギリシャのバルファキス財務相欧州委員会からの提案の協議をデイセルブルム議長が拒否したと指摘し、不満を示した。


バルファキス財務相は記者会見で、ギリシャが政策の大きな転換を控える代わりに4─6カ月の融資を得るという欧州委側の「素晴らしい」提案を受け入れる準備ができていたが、デイセルブルム議長がこれとは異なる、「非常に問題のある」提案を行った、と述べた。


デイセルブルム議長が提案した草案には、「現行のプログラム」を延長し、順守するという表現が盛り込まれていた。

欧州委当局者は、異なる案が提示されたとのバルファキス財務相発言を否定。この当局者はバルファキス財務相が別の提案を行ったと言及した欧州委のモスコビシ委員(経済担当)について、デイセルブルム議長案を一貫して支持していた、と明らかにした。


モスコビシ委員は「イデオロギーよりもロジックを優先させるべき」と指摘。


デイセルブルム議長は、追加協議はギリシャが支援を延長するかにかかっているとの見方を示し、「ギリシャがプログラムの延長を求めるのが最善というのが、なおユーログループ内の一般的な意見だ」と述べた。モスコビシ委員も同調するように「プランB」はないと強調した。

会合は深夜まで及ぶとの予想に反し、4時間足らずで終了した。

双方が我慢の限界に近付いているもようで、複数の当局者からは失望や破滅的な結果を懸念する声が漏れた。デイセルブルム議長とバルファキス財務相は、信頼を再構築する必要性に言及した。

バルファキス財務相は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)への寄稿で、「最も不況にあえぐ国が最も厳しい緊縮策」にさらされるような「債務植民地」の扱いを受けないようにすると表明していた。

世論調査では、ギリシャがユーロ圏関係国と妥当なところで妥協点を見い出すことを期待する声が68%に達した。ユーロ圏を離脱することになったとしてもスタンスを維持すべきとの回答は30%。また、ユーロ圏にとどまることを望むとの回答は81%だった。

ユーロ圏財務相会議 ギリシャ支援は物別れに NHKニュース

単一通貨ユーロを導入している19か国の財務相会議は16日、ベルギーのブリュッセルで行われ、ギリシャへの金融支援などを巡って4時間近く話し合われました。
会議のあと記者会見したダイセルブルーム議長は、「これまでの協議で共通の立場はなく、各国は結果に失望した」と述べ、緊縮策の見直しと債務の負担を軽減する新たな支援の枠組みを求めるギリシャと、支援を続けるために緊縮策の維持が必要だとするユーロ圏各国との間で折り合いがつかず、物別れに終わったことを明らかにしました。
そのうえで、「ギリシャが今の支援の延長を求めれば柔軟に対応する余地がある」と述べて、緊縮策を条件とする今の支援の延長をギリシャ側に促すとともに、対応しだいで今月20日にも再び会議を開く考えを示しました。
ギリシャに支援を続けるかどうかの判断の期限は今月末に迫っていますが、このまま双方が合意に至らず、支援が打ち切られることになれば、資金繰りは来月にも行き詰まるという懸念が出ていることから、今後のギリシャの対応が注目されます。

ユーロ圏の財務相会議のあと記者会見したギリシャのバルファキス財務相は「各国と合意する用意はあった」と述べたうえで、ダイセルブルーム議長が示した「柔軟な対応」の内容があいまいだったため、署名を拒否したと主張しました。
そして「ボールがどちらにあるのかといったゲームをしているのではない。双方が受け入れ可能な新たな共通の土台を築くべきだ」と述べ、ユーロ圏の各国こそ、新たな支援の枠組みを主張するギリシャ側に歩み寄るべきだという考えを示しました。