バチカン本家より富裕な独ケルン司教区、資産公開で判明 | Reuters
18日の「灰の水曜日」に合わせてカトリックのケルン司教区が初めて資産を全面公開し、資産総額が33億5000万ユーロ(約4500億円)に達していることが分かった。
ローマ法王庁(バチカン)は財政改革を進めており、先週、保有資産が26億4000万ユーロであることが明らかになった。ケルン司教区の資産はこれを上回る額で、司教区がバチカンより富裕なことになる。
ケルンの教会関係者らは多額の資産保有について、教区内の信徒200万人と職員6万人、および1200の教会や聖堂の管理に役立っていると強調。財務担当者は「司教区は商品を売ったり奉仕から利益を得たりしているわけではないので、主に資産から資金を調達する必要がある」と釈明した。