梅を好んだとされる菅原道真をまつる京都の北野天満宮で、道真の命日にあたる25日、梅を供えて道真をしのぶ「梅花祭」が行われました。
京都市上京区にある北野天満宮では、毎年、菅原道真の命日にあたる2月25日に「梅花祭」という行事が行われています。
神職たちが、道真が好んだと伝えられている紅白の梅の花などを本殿に供えて道真をしのびました。
また、境内では約1500本の梅の花が見ごろの時期を迎えていて、特別に茶席が設けられ、芸妓や舞妓がお茶やお菓子を運んで客をもてなしていました。
25日の京都市はよく晴れて日中の気温が3月中旬並みの13度まで上がり、訪れた人たちは梅の花や香りを楽しんでいました。
京都市内から訪れた50代の女性は「梅の香りを感じながらお茶をいただけて幸せです。春だなと感じました」と話していました。
北野天満宮によりますと、梅の花は3月中ごろまで楽しめるということです。
境内、梅苑の開花状況は「見頃近し、全体五分」でご案内しております。ここ数日、暖かい日が続き、中咲の開花が日を追うごとに進んでおります。