イラン核開発問題 欧米とイランで認識に隔たり NHKニュース
イランの核開発問題を巡ってイランと欧米など関係6か国は、最終的な解決に向けた枠組みを今月下旬までにまとめることを目指しています。
これについて、アメリカのケリー国務長官は7日、フランスのパリを訪れてファビウス外相と会談しました。会談後、記者会見した両外相は一定の進展はあるとしつつも、「埋めなければならない、いくつかの相違点も残っている」と述べました。そのうえで、ケリー長官は「イランにこそ、核開発が平和利用だと世界にはっきり示す責任がある」と述べ、核の軍事利用につながるのではないかという疑念を取り除くようイラン側に対応を促しました。
これに対し、イラン側はサレヒ原子力庁長官が7日、国営放送のインタビューで先月下旬以降、アメリカと行った協議の結果、「欧米側の懸念は払拭できた」などと主張し、双方の認識のずれが浮き彫りになっています。