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田中美知太郎名言集

歴史にあらわれた偉大な哲学は、ある天気のよい日に、幸福な思いつきとして生れて来たようなものではなくて、いつも〔中略〕反哲学の精神と戦って、これにうち克った、いわば戦勝の記念というようなものとして、現代にまでのこされているのだとも、言うことができるでしょう。『哲学のために』

田中美知太郎名言集

現代のわれわれがソクラテスプラトンを判定するのではなくて、むしろわれわれがかれらによって、哲学者であるか否かを判定されるのである。哲学は単に歴史的なのではなくて、むしろ伝統的であり、そこには正統と呼ぶべきものが厳存する。『哲学への案内』

田中美知太郎名言集

多くの人たちは実に他愛もなく電撃作戦でヒットラー崇拝者になったり赫々たる戦果に騙されて東亜共栄圏の哲学を論じたりするので、私はそのだらしなさ、無理性にいつも嫌悪と軽蔑とを禁じ得ず心の中ですべての友人と絶交していたのであるが、三木氏はさすがにそんな馬鹿ではなかった『三木清の思い出』

田中美知太郎名言集

しかしわたしの考えでは、古典研究は、語学自慢とは何の関係もない。わたし自身のことで言えば、わたしは語学なんてものは、むしろ嫌いだ。もし語学なしに、古典のわかる確かな方法があれば、こんなうまいことはないと思っている。『文明の伝統について』

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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130114#1358172316