25日は横浜市磯子区のふ頭で造船会社から海上自衛隊に「いずも」を引き渡す式典が行われました。
「いずも」はおよそ1200億円をかけて建造された全長およそ250メートル、基準排水量およそ1万9500トンの自衛隊最大の護衛艦で、空母のような広い甲板があり、5機のヘリコプターが同時に発着艦できます。また、「いずも」より一回り小さいものの、同じような広い甲板がある護衛艦ではヘリコプターだけでなくアメリカ軍の新型輸送機、オスプレイを発着艦させる訓練も行われています。
「いずも」の甲板の長さは東京都庁の高さとほぼ同じで、アメリカの空母のおよそ300メートルにはおよびませんが、イタリアの空母とほぼ同じ大きさです。
防衛省は各国のような戦闘機の運用は想定しておらず、専守防衛の下保有できないとされている攻撃型空母には当たらないと説明しています。「いずも」は神奈川県の横須賀基地に配備され、半年ほど訓練を重ねたあと、警戒監視などの任務に当たることになっています。