シロエビは国内ではほぼ富山湾だけで水揚げされ、淡く透き通った姿から「富山湾の宝石」とも呼ばれています。
1日、漁が解禁となり、射水市にある新湊漁港では早朝の4時ごろから小型船6隻が沖合およそ3キロの漁場に出て、水深200メートルの底引き網漁を行いました。
そして午前7時前に最初の船が漁港に戻り、水揚げされたシロエビが早速競りにかけられました。
シロエビの大きさはおよそ7センチと平年並みですが、ことしは北陸新幹線の開業で需要の高まりが見込まれているということで、1キロ当たり4200円から4300円ほどと、例年より3割ほど高い値段で取り引きされていました。
新湊漁業協同組合の松井幹雄指導事業部長は「かき揚げや刺身などいろいろな調理法がありますが、観光客には富山に来ておいしい食べ方を見つけてほしいです」と話していました。
シロエビ漁は夏に最盛期を迎え、11月末まで行われます。