米キューバ外相会談パナマで開催、50年以上ぶり | Reuters
国務省は「ケリー国務長官はキューバのロドリゲス外相と今夜(9日)会談する」との声明をパナマ市で公表。米州首脳会議が開かれる同地には、域内の首脳が集まっている。
米当局者によると、米キューバ間で公式の外相会談が最後に行われたのは1958年9月22日。キューバ革命後の最高レベルの両国間協議は59年4月、ニクソン米副大統領とキューバのフィデル・カストロ首相(いずれも当時)の間で行われた。その直後に両国関係は急速に悪化し、61年に国交が断絶した。
アメリカ国務省によりますと、ケリー長官とキューバのロドリゲス外相が9日夜、南北アメリカの首脳が集まる米州首脳会議に出席するため訪れている中米のパナマで会談しました。
アメリカ国務省は、キューバ側が、国交正常化に不可欠だとしているテロ支援国家の指定を解除するかどうかの見直し作業をすでに終えており、会談の中でケリー長官がロドリゲス外相にその内容を説明したとみられます。
国務省のハーフ報道官代行によりますと、アメリカとキューバの外相会談が最後に行われたのは、1958年だということで、1961年に両国が国交を断絶して以来、外相会談が行われたのはこれが初めてです。
今回の米州首脳会議では、初めてキューバの参加が認められ、アメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ国家評議会議長の初めての首脳会談が行われるかどうかが焦点となっていて外相会談の中で最終的な調整が行われたのではないかという見方も出ています。