https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

辰已法律研究所 出版ブログ : 2013年司法試験合格者による「合格の秘訣」座談会 第10回 民事訴訟法の秘訣

司会:採点実感を読むのが対策でしょうか。


H :そうですね。あとは『重点講義民事訴訟法』を読んでいました。読まなくてもいいとする人も多いですが、それは民訴が得意だからなんですよね。そもそも僕は民訴の議論の仕方がわかっていなくて、ロースクールの授業を受けているときもよくわかりませんでした。一体何を起点にして議論をすべきなのか、何を考慮すべきなのか、議論のもっていき方としてどういうものは筋がよくて、どういうものは悪いのかが全くわからず、ものすごく苦手だったんです。ということで、重点講義を気合で読みまくるしかなくて、8回くらい読みました。

M :僕がいいなと思った本は、『民事訴訟の基本理念と要件事実』という赤い本で、民訴を要件事実論的に分析して理解するという本なのですが、それがすごく役立ちました。今年(2013年)の問題になった判例もネタになっていて、やはり民訴を理解するには要件事実の理解が前提になるということがとてもよくわかって面白い本でした。

M :民訴は原理原則が大事ですよね。原理原則を理解して、一般的に理解したとしても実際の事案でどう使うのかという点がみんなわからないんですよね。その架け橋的なものが重要だと思います。

W :藤田先生の『解析 民事訴訟』ですね。解析編は問題演習になっているのであの本が一番簡単に身に付くのかなと思って読んでいました。


H :友人の場合だと、『基礎演習民事訴訟法』を読んでいました。参照文献として重点講義が割とあがっていて、短くまとまっているのでまずはあれをやっておけばいいかなという感じですね。僕は知ったのが遅かったのでやりませんでしたが。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150411#1428748545