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原油価格底打ちか、CFTC統計で投機家の買い持ち増加 | Reuters

商品先物取引委員会(CFTC)の最新のエネルギー先物取組高は、原油価格の底打ち感が有力投資家の間で広がっていることを示した。著名ヘッジファンドマネジャー、アンディ・ホール氏も、それを裏付ける発言をしている。

CFTCが10日発表した米原先物オプション取引に関する投機筋の持ち高動向によると、7日までの週に買い持ちが5200万バレル程度増加した。1週間の増加幅としては2011年以降で最大という。


投機筋によるニューヨークとロンドンの合計買い持ち規模は同じ週に5万1802枚増えて22万4689枚と、昨年8月以来の規模になった。


全体の約3分の1は新規の買い持ちだったが、それ以上に大きかったのが売り持ち解消の動き。米国の供給増鈍化と予想外の需要の堅調さが示される中で、売り持ち筋が一段の価格下落期待を放棄した可能性がある。

一方でアンディ・ホール氏が率いるアステンベック・キャピタル・マネジメント(資産30億ドル)は出資者に宛てた今月の書簡で「年後半の季節的な需要の高まりによって、今後価格はかなり堅調になるはずだ」と述べた。ロイターが書簡のコピーを10日に入手した。


ホール氏は、米国と世界の石油市場が供給過剰状態にあって、アステンベックが強気ポジションの構築にやや先走り過ぎた点を認めている。アステンベックは2月、3月と損失が続き、年初来のリターンがマイナス1%となっていた。


それでも同氏は、14年の夏以降の50─60%という価格下落に需給が相応の反応をしていることを示す「数多くの証拠」があるとした上で、価格下落への反応はまだ抑え目だが、最終的には価格と同じぐらい劇的なものになると主張している。