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自衛隊機の緊急発進 冷戦期の水準に増加 NHKニュース

防衛省によりますと、航空自衛隊の戦闘機が昨年度に行った緊急発進は943回と、前の年より133回増えました。これは、旧ソビエト機の飛行が活発に行われていた冷戦期の昭和50年代と同じ水準で、昭和59年度の944回に次いで、過去2番目に多くなりました。緊急発進の回数は、冷戦が終結したあと減少傾向となり、一時、年間150回前後になりましたが、この5年間で再び急速に増えています。
国別では、ロシア機が前の年を114回上回る473回で最も多く、北海道から沖縄まで日本を1周するケースが多く確認されているということです。中国機は前の年を49回上回る464回と2番目に多く、沖縄本島宮古島の間を通過して太平洋との間を行き来するケースが増えているということです。
地域別では、冷戦期に旧ソビエト機などへの緊急発進の中心だった北海道の千歳基地などからは286回と、全体の30%を占めています。これに対し、南西諸島周辺の空域を担当する沖縄県那覇基地からは468回と、全体の半分を占め、この5年間で4倍以上に増加しています。
去年5月と6月には、東シナ海日中中間線付近で監視飛行中の自衛隊機に、中国軍の戦闘機が異常接近するケースが相次ぎ、防衛省は、活発化する中国軍機の動向について分析を進めています。