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焦点:2分間だけの日経2万円、注目される決算と期待のギャップ | Reuters

日本の公的マネーの存在感が大きく下値は堅いが、短期筋などの利益確定売りで、大台手前での足踏みが続いている。企業決算発表などで市場の高い期待に応えられるのか、その点が今後の相場の焦点になりそうだ。

市場の高い期待を満足させることができるかどうかは、来週以降、本格化する3月期企業決算発表がカギを握る。コンセンサス見通しは15%増益だが、期初段階では保守的に低めの見通しを発表してくるとの見方が多い。ポイントはどの程度低いかだ。


インベストラスト代表取締役の福永博之氏は、期初段階での予想が8─10%増益であれば、下期回復が期待できるとの楽観が市場に広がるとみる。しかし「5─6%増益であれば、本当に15%増益もできるのかと不安になるかもしれない」という。


一方、15年3月期の増益率が低過ぎれば、たとえ8─10%増益予想でも失望される可能性がある。「過去のウミを出して利益を低くしたのに、今期V字回復ができないとは何事だということになる」と福永氏は警告している。


1ドル120円を大きく超えるような円安が進みにくいとすると、16年3月期までは円安効果で2桁の増益を達成できたとしても、17年3月期は本当の「稼ぐ力」が試される。今回の決算発表では、単なる業績や見通しだけではなく、日本企業に真の実力が付いているのか、についても市場は吟味することになりそうだ。