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岩下壮一「信仰の遺産」復刊 : 本よみうり堂 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 この本が強調するのは、キリスト教の核心が「神が人間になった」ことであり、その教えはイエス使徒たちが築いた教会によって伝えられてきた、とする正統的な神学だ。19世紀後半から20世紀前半、近代主義などの影響でキリスト教を主観的に解釈する風潮が広まったことに対し、岩下が反論する内容となっている。

Adam Takahashi

岩下『信仰の遺産』には、「信仰の真理性の否定から出発するプロテスタンチズムには、宗教哲学はありえてもーそれすら主として心理的考察にとどまるー真の神学はあり得ない」といった檄文が其処彼処にあるので、なかなか大変な書物です。