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キヤノン、15年12月期売上予想を下方修正 ユーロ安とカメラ販売減 | Reuters

キヤノン (7751.T: 株価, ニュース, レポート)は27日、2015年12月期の連結売上高を従来予想の3兆9000億円から3兆8600億円(前年同期は3兆7273億円)に下方修正したと発表した。ユーロ安の影響を織り込んだほか、デジタルカメラの販売計画を引き下げたのが主因。


一方で、通期営業利益は、従来予想の3800億円(同3635億円)を据え置いた。トムソン・ロイターの調査によると、アナリスト6人の営業利益の予測平均は3930億円で、会社予想はこれを下回る。


カメラの販売見直しが低価格機中心で済んだほか、オフィス機器や産業機器は堅調。さらに、経費削減を進めて通期の営業利益予想は維持する方針。


買収を発表した監視カメラ世界首位スェーデンのアクシス(AXIS.ST: 株価, 企業情報, レポート)の連結子会社化は、5月以降の業績に反映する見通しで、連結売上高は600億円程度押し上げる見込みという。

4―12月期の想定為替レートは、ドル/円を120円で据え置いたが、ユーロ/円は130円(従来想定135円)と円高方向に見直した。


デジカメ販売は厳しい状況が続いている。一眼レフなどレンズ交換式カメラは、1―3月期の販売が、米国が対前年でプラスだったが、その他の地域では2桁のマイナス。特に、欧州、新興国、中国は計画を下回った。


これにより、通期のレンズ交換式カメラの販売を従来計画の640万台から580万台(前年同期は636万台)に下方修正した。コンパクトカメラの市場縮小も続いており、販売計画を従来の780万台から700万台(同903万台)に引き下げた。

アクシスの株式取得は24日までに84%を確保。現在、3回目のTOBを5月5日まで実施中だが、アクシス株は投資ファンドのエリオット・マネジメントが10.1%の株式を取得しており、完全子会社化は遅れる見通し。

キヤノン:キヤノン株式会社 投資家向け情報