■ - d1021の日記

1）今回の安倍演説は、米国にとっては非常に納得できるもの、心地よすぎて聞き流しちゃったくらいなもの、軍国主義者だと聞いていたがアメリカが好きだと言ってるし、アメリカの安全保障に100％協力と貢献をすると言っていたし、なんだ、思ってたよりいいやつじゃないか、という意味で大合格点。

2）多くの日本人にとっても演説も堂々としてたし未来志向だったしなによりアメリカの歓心を買うことに成功したので及第点。ただしアメリカ・ヨイショの度合いがあまりにあからさまでそこがわざとらしいと思われなかったか心配なところがマイナスだけど、まあよかったんじゃないの、というレベル。

3）普段から安倍の家父長主義ぶりを警戒してる日米欧の監視層には国会審議も経ずに国際公約として安保法制の今夏成立は約束するしさりげなく岸信介の名誉回復は図るしアジア侵略戦争では謝罪も回避するし慰安婦問題は女性の人権問題という一般論でごまかすしの詭弁演説で、苦虫いっぱいの不可。

4）で、安倍政権はこの演説を（1）の米国政府・議会・国民向けに行ったのであって、（3）の批判層の歓心を買おう、汚名を濯ごうと思って用意したわけじゃあないってことです。相手にしていない。なので（1）の歓心を買おう、汚名を濯ごう、との目的だと思えば歯が浮くような米国追随で当然ですわ。