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米連邦高裁 NSAの個人情報収集 違法と判断 NHKニュース

この裁判は、アメリカのNSAがテロ対策を目的に市民の通話の記録など個人情報を大量に収集していたのはプライバシーを保障した憲法に違反しているなどとして、アメリカの市民団体が収集活動を差し止めるよう求めているものです。
1審はおととし、収集活動は合法だとの判断を示しましたが、市民団体が控訴し、審理を行ってきたニューヨークにある連邦高等裁判所は7日、1審の判断を取り消して収集活動は違法だとする判断を示しました。
裁判所は、収集活動はテロを阻止するために情報収集の権限を捜査機関に与えた法律「愛国者法」に基づいているとしながらも、「実際に行われた大量の個人情報の収集は議会が承認した範囲を逸脱している」と指摘していて、審理を1審に差し戻しています。
その一方で裁判所は、収集活動の差し止めや憲法に違反しているかについては判断を示しませんでした。
アメリカでは同じ趣旨の裁判が複数進行しているほか、収集活動の在り方について連邦議会で検討が進められていて、テロ対策が求められるなか活動がどのように見直されるかに注目が集まっています。
アメリカのNSC=国家安全保障会議は7日、声明を出し、「裁判所の決定を精査しているところで、コメントできない」としたうえで、「オバマ大統領は、テロ対策のための情報収集活動の権限は守りながら市民の携帯電話の通信記録など大量の個人情報の収集活動はやめるべきだとの考えを示している。議会とも協力して改革に取り組んでいきたい」としています。