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アングル:米企業設備投資4年ぶり低水準か、エネルギー以外も不振 | Reuters

エネルギー業が大幅に投資を減らすとみられるだけでなく、他のセクターでも世界経済への懸念を背景に投資削減の動きが広がっている。

トムソン・ロイターのデータによると、S&P総合500種全銘柄の15年設備投資額は、14年実績の7181億ドルから11%減の6416億ドルと、11年の5815億ドル以降で最低になる可能性がある。少なくとも09年以来続いていた投資額が前年を上回る流れも途切れてしまうことになる。


また、これまでに15年の設備投資計画を示したS&P500種銘柄の225社をトムソン・ロイターが分析したところ、同銘柄の10セクター中で投資額の見通しが14年実績を上回ったのは素材と金融の2セクターにとどまった。


つまり多くのセクターでは、企業経営者が経済の先行きに対する自信が近年ほど強くない状況にあることがうかがえる。

ロックウェル・グローバル・キャピタルのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「各企業は、世界経済の回復を示唆するようなペースでは投資を行っていない」と述べた。

S&P500種銘柄はバランスシート上になお記録的な水準のキャッシュを保有しているが、多くの企業は設備投資を犠牲にして自社株買いや配当支払いに資金を回している。