米学者などの歴史解釈の清算声明 賛同者広がる NHKニュース
この声明は、戦後70年にあわせて、アメリカやイギリスなどで日本の歴史や文化を研究する学者ら187人が今月上旬に連名で発表したものです。
声明は、戦後、日本が守ってきた民主主義などが世界の祝福を受けるには歴史解釈の問題が妨げになっているとしていわゆる従軍慰安婦の問題などを指摘し、「過去の過ちについてできるかぎり偏見なき清算をともに残そう」と呼びかけています。また、声明は安倍総理大臣が先月、アメリカ議会で行った演説について、「他国に与えた苦しみを直視する必要性について話した。こうした気持ちを称賛し、その一つ一つに基づいて大胆に行動することを期待してやまない」としています。
この声明を作成した学者らは19日、賛同者がさらに増え、合わせて450人を超えたとインターネット上で発表しました。新たに署名したのは、アメリカのバード大学のブルマ教授のほか、ドイツやフランスなどの歴史家らで、呼びかけ人の1人、コネティカット大学のダデン教授は「多様な地域から本当に大勢の人が加わったことに驚いている。まさに世界的なものとなった」と述べています。