キャメロン首相は、今月、勝利した総選挙でEU離脱の賛否を問う国民投票を2017年末までにすることを公約に掲げ、その前提として移民規制の強化などEUに改革を求めるとしています。
キャメロン首相は22日までラトビアのリガで開かれたEUと旧ソビエト6か国の首脳会議に出席し、会議と並行して行った個別の会談などで、国民投票に向けた政権の方針をEU各国に改めて説明しました。
キャメロン首相は記者団に対し、「ざまざまな異論が出ることは覚悟しているが、必ずEUの改革案を引き出しイギリス国民が適切な選択を行えるようにする」と述べて、今後、各国との交渉を重ねていく考えを強調しました。
キャメロン首相は来週、ヨーロッパ委員会のユンケル委員長やドイツのメルケル首相、それにフランスのオランド大統領と相次いで会談を予定しているということです。