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イラク軍、ラマディ奪還へ攻勢 米副大統領は「犠牲と勇気」評価 | Reuters

イラク軍は過激派組織「イスラム国」に制圧された中西部アンバル州州都の要衝ラマディ奪還を目指しているが、一方でイスラム国側も戦闘員を増員するなどし、状況は引き続き緊迫している。


イラク軍は23日にラマディ東部を再び制圧し、25日には南部の郊外地域を奪還した。


ラマディの住民によると、イスラム国は戦闘員を増員。同市南東部に住む男性は、トラックで数十人の戦闘員が到着したと話し、南部の住民は少なくとも40人が到着するのを見たと語った。


一方、カーター米国防長官が24日、数で勝っていたイラク軍がラマディを制圧されたと発言したことについて、イラクのアバディ首相は英BBCに対し、誤った情報に基づいた批判だと反発。イラク軍は「数日で」ラマディを奪還するとの見方を示した。


ホワイトハウスの声明によると、バイデン米副大統領はアバディ首相に電話し、過去18カ月におけるイラク軍の犠牲と勇気を評価した。また米高官は、イラク軍がイスラム国から同州を取り戻すために米国はあらゆる支援を提供すると述べた。

イラク政府軍 各地でISと激しい戦闘 NHKニュース

イラク西部アンバール県の当局者によりますと、政府軍は、過激派組織ISに制圧されたアンバール県の中心都市ラマディの奪還に向け、イスラムシーア派民兵組織などからなる部隊をラマディの東およそ10キロほどの町まで前進させ、25日にはISが補給路に使っていた幹線道路を封鎖したということです。
また、政府軍は北部のISの拠点ベイジに対しても、アメリカ軍などによる空爆の支援を受けながら新たな攻撃を仕掛けています。
これに対しIS側は、爆弾を積んだ車で政府軍に突っ込む自爆攻撃を繰り返すなどして抵抗し、各地で激しい戦闘が続いています。
一方、隣国のシリアでは25日、世界遺産の巨大遺跡があるパルミラを制圧したISに対して政府軍が市街地に激しい空爆を加え、国営メディアによりますと、ISの複数の拠点を破壊し多数の戦闘員を殺害したということです。
ISの戦闘員は、パルミラの巨大遺跡の辺りにも拠点を築いているとみられていて、戦闘の激化によって中東有数の貴重な文化財に被害が及ぶことが懸念されています。

アメリカのホワイトハウスによりますと、バイデン副大統領は25日、イラクのアバディ首相と電話で会談し、過激派組織IS=イスラミックステートと戦うイラク政府軍をたたえました。そのうえでバイデン副大統領は、西部の主要都市ラマディをISから奪還するため、イラク政府軍に対する訓練の実施や武器の供与を加速させるなど全面的に支援することを約束しました。
ラマディがISに制圧されたことを巡っては、アメリカのカーター国防長官が「イラク政府軍に戦う意志があるかどうかが問題だ」と懸念を示し、これにアバディ首相が反論したことから、両政府の足並みの乱れが浮き彫りになっていました。
このためバイデン副大統領としては、アバディ首相との電話会談で関係修復を図るねらいもあるものとみられます。