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ゆうちょ銀、脱国債にシフト 運用トップに前GS証券副会長 | Reuter

日本郵政[IPO-JAPP.T]は29日、傘下のゆうちょ銀行の市場運用のトップに、ゴールドマン・サックス証券の前副会長、佐護勝紀氏を採用したと正式発表した。会見した日本郵政西室泰三社長は、リスク管理を強化しながら、国債中心の運用体制を見直すと語った。


佐護氏は6月の取締役会で副社長に就任する。西室社長は、事実上のチーフ・インベストメント・オフィサー(運用最高責任者)の位置付けと説明した。1992年にゴールドマンに入社した佐護氏は、債券や株式など有価証券運用の経験が長く、マネージング・ディレクターや副社長などを歴任。今年2月に退職後、金融庁参与に就任していた。


西室社長は会見で、佐護氏の市場での運用経験を評価して採用したとし、「これから先のゆうちょ銀の預かり資産の管理や運用、リスク管理も含めて中心のリーダーになってもらう」と説明した。


ゆうちょ銀の運用方針の変革も改めて表明。日本の金融機関は投資について保守的で国債依存度が高かったと指摘し、「しっかりとした運用をやる金融機関があってもいいのではないか。数歩先に進むことができるような金融機関になりたい」と話した。


また、22日に日銀の黒田東彦総裁と面談したことを明かし「国債そのものの運用を大幅に変えると話したが、それについて別に指示はなかった」という。