米大統領選有力候補に浮上のNJ州知事、FRB批判繰り返す | Reuters
2016年の大統領選への出馬が取り沙汰されているニュージャージー州のクリスティ知事(共和党)は2日、米連邦準備理事会(FRB)の緩和策は世界経済の不安定化につながると批判した。
クリスティ知事は、フロリダ州のスコット知事主催の共和党集会で、金融危機時にFRBが講じた低金利政策はしばらくは正当化されるが、今後は大きな問題となると指摘した。
同知事はこれまでにもFRBの政策を批判しており、先月半ばには共和党の最初の予備選挙が行われる州のひとつであるニューハンプシャー州でのスピーチで、FRBの低金利政策が国内の貧富の差を拡大させたと主張。この日も、同じ批判を繰り返した。
さらにこの日、FRBの量的緩和について「米国の紙幣増刷や世界各国での桁外れの借り入れは、いずれしっぺ返しとなって米国に跳ね返ってくる」と主張した。