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焦点:バイオ技術で存在感高める中国、長年の投資が実を結ぶ | Reuters

中国の長年にわたるバイオテクノロジー分野強化策が実を結び始めている。研究開発への投資を拡大したり、海外にいる科学者の帰国を呼び掛けたりしてきたが、ここにきて競争力上昇が明らかとなった。


研究開発費は2005年から13年にかけて4倍強増えて1910億ドルとなったほか、海外の中国人人材を呼び戻すプログラムも功を奏している。


こうした努力の成果が4月に表れた。中国・広州にある中山大学の科学者は、「CRISPR-Cas9」と呼ばれる新たな遺伝子編集技術を用いてヒト受精卵のDNAを変える画期的な実験結果を発表した。


トムソン・ロイター傘下のトムソン・イノベーションがまとめたデータによると、遺伝子編集分野における特許で中国の存在感は高まっている。中国科学院、各大学、安徽省農業科学院といった50以上の中国の研究機関が同分野で特許を取得。遺伝子編集分野における2004年以降の518特許群を分析したところ、約2割は中国の機関に関係していた。