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人民元の実効為替レートが過去最高水準、輸出業者に打撃 | Reuters

国際決済銀行(BIS)のデータによると、中国の通貨人民元の実質実効為替レートが過去最高水準付近で推移し、輸出業者に打撃となっていることが明らかになった。


元の実質実効レートは2010年を100とした場合、15年3月は131.4で過去最高となり、4月は130.4だった。これは主要貿易相手国の通貨と比べて元が約30%上昇したことを示している。


円やインドルピー、東南アジア各国の通貨は年初から対ドルで下落しているのに対し、元CNY=CFXSは横ばいとなっている。


1─5月の中国の輸出CNEXP=ECIは前年同期比0.7%増と政府が目標とする6%を大きく下回った。


香港を拠点とする野村のエコノミストは「(元の)実質実効レートの上昇は中国経済構造改革内需の拡大に寄与している」と分析している。


ただ5月の輸入CNIMP=ECIは17.6%減少するなど内需に回復の兆しは見られない。同月の貿易黒字は過去最高水準に迫り、元は一段の上昇が見込まれている。


中国当局は元を国際通貨基金IMF)の特別引き出し権(SDR)通貨に採用されることを望んでいるため、元高を維持するとエコノミストはみている。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150610#1433932673
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150527#1432723022