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【南場智子×森川亮 特別対談(2)】「結果を出す人」は、とことんピュアである|シンプルに考える|ダイヤモンド・オンライン

――森川さんは『シンプルに考える』に「すごい人は、みんな、自分がいいと思うもの、自分が面白いと思うものをずっと追求している」と書かれました。なにかを生み出すときには、ロジックよりも個人の実感が大事だということでしょうか?


森川 もちろんある程度のロジックがないと、どんなサービスも感性の世界、独りよがりのアートになってしまいます。とてもユーザーに受け入れられるものにはなりえないでしょう。一方、そのサービスを信じる気持ちや「これがおもしろい!」というウソ偽りのない「実感」がないと、チームにもユーザーにも響くものはつくれない。これもまた事実なんです。


南場 一人称で「これがいい!」と腹落ちしているのは、すごく大事なことですよね。「これからこの波が来るから」とか、「このセオリーをネットに置き換えたらいいはずだ」とか、頭で考えただけの実感のない構想はだいたいコケてしまう。


森川 そうなんですよねえ。


南場 これ、コンサルタントも同じなんですよ。もちろんアドバイザーと当事者では立場が違いますが、それでもやっぱり「できる!」と腹落ちして手がけた仕事は、結果がついてくるものでしたから。


森川 しかも、本心で「いける」と思っているのか、それともただ数字の積み上げなのかは不思議とわかるもので。


南場 うん、うん。企画書を見たり話を聞いたりしたら、すぐに伝わりますよね。

職場の空気に合わせる人で、
「ずば抜けた結果」を生み出す人はいない

――『シンプルに考える』より、「すごい人は、自分が『違う』と思えば、空気を読まずに突き進むところがある」。「空気を読む」ということについて、森川さんはかなり厳しい意見を述べられていますね。


森川 空気を読むということは、目の前の些細なことに気を遣って本質を見ていないということなんです。大切なのは、そのとき誰かを傷つけたとしても、正しい選択をすること。これが、結果を出してみんなを喜ばせることにつながるはずです。

すごい人は、自分の中の違和感や本心をストレートに出す

よく、どういう人が優秀なんですかって聞かれるんですよ。もちろん人によって千差万別なんだけど、いまのところ唯一の共通点がこれかな、と思っています。具体的には、「ここ、行ったほうがいいよ」「この人に話聞いてみたら?」と言われたら素直に実行するような人かな。