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世界の約半数「将来 中国が米に代わる超大国に」 NHKニュース

この調査は、アメリカの世論調査機関「ピュー・リサーチセンター」が、世界40か国のおよそ1000人ずつを対象に、アメリカと中国に対する見方や、アメリカのアジア政策などについて聞いたもので、23日、結果が公表されました。
それによりますと、世界全体ではアメリカを好意的に見ている人が69%、中国については55%と、いずれも半数以上の人が好意的に見ているものの、中国ではアメリカを好意的に見ている人が44%、アメリカでは中国を好意的に見ている人が38%にとどまっています。
また、将来、中国がアメリカに代わる超大国となると思うかという質問に対しては、「なると思う」と答えた人が48%に上り、「ならないと思う」と答えた35%を上回りました。
さらにアジア太平洋地域の国々を対象に、アメリカのアジア重視政策について聞いたところ、アジアに展開するアメリカ軍の兵力の増強を歓迎する人が51%で、歓迎しないと答えた34%を上回りました。このうちアメリカと安全保障条約や軍事協定を結んでいる日本、韓国、フィリピンで、「中国と紛争になった場合、アメリカが守ってくれると思うか」と尋ねたところ、「守ってくれる」と答えた人が日本で60%、韓国で73%、フィリピンで66%にのぼりました。
また、アメリカ人に対し、アジアの同盟国が中国と紛争になった場合、軍事力を行使して防衛するべきか尋ねたところ、56%が「するべき」と答え、「するべきでない」と答えた34%を上回りました。