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中国:唐元外相 70年談話、形式よりも「何を訴えるか」 - 毎日新聞

中国の対日交流団体「中日友好協会」の唐家璇(とう・かせん)会長(77)=元外相、元国務委員=は27日、北京の清華大学で開かれた「世界平和フォーラム」の開幕式後に毎日新聞の取材に応じた。安倍晋三首相が今夏に出す予定の戦後70年談話の閣議決定の有無を巡り「(どういう形式で出すかは)安倍首相の判断だ」としつつ「アジアの民衆にどういうシグナルを送るのか、何を重点にして訴えるかに非常に注目している」と語った。


 唐会長は談話について「歴代の政府がまとめた発言の精神を守ることを期待している」と述べ、村山談話などを尊重した内容が望ましいとの考えを改めて示した。9月3日に北京の天安門広場周辺で予定される軍事パレードについては「外交ルートで調整を進めている。日本を含め、アジアの隣国、第二次世界大戦にかかわりを持つ大国には招待状を出している」と明らかにし、日本側からの出席を歓迎する意向を示した。


 さらに今後の日中の経済・文化交流について唐会長は「国と国の交わりの根本は民間友好交流にある。民間交流はいかなる時も進めなければならない」と強調。戦後70年の節目となる8月以降の継続にも意欲を見せた。

 一方、王毅外相はフォーラムで講演し、「日本との平和的共存を望んでおり、政策に変更はない」と述べる一方、戦後70年談話を念頭に「日本の指導者は歴史(認識問題)を巡る被告席に立ち続けるのか、侵略を受けた国と和解し、未来を切り開くのか、日本が解決すべき重大な問題だ」と述べた。


 今後の日中関係については「日本にとって最も大きな隣国である中国の発展は日本に大きな利益をもたらす」とし、日本が中国の台頭を心理的に受け入れる必要性を訴えた。