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太田光が、制服向上委員会から「安倍さんにゴマをすってる方が痛々しい」と反撃された!|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

「諸悪の根源、自民党」という歌詞の曲を歌ったことで、自民党市議から「政治運動だ」「名誉毀損だ」と圧力を受けたアイドルグループ・制服向上委員会。結局、この騒動では圧力をかけた自民党でなく、制服向上委員会のほうが自民党支持者やネトウヨから激しい非難を浴びる事態となった。


 本サイトではこうした反応を批判的に紹介し、制服向上委員会を擁護する記事を掲載したが、この騒動では意外な人物が彼女たちを攻撃していたようだ。


 そう、爆笑問題太田光である。太田は6月30日深夜のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBS系)で、彼女たちの政治的メッセージについて「あれ、やらされてるんだろうなぁ」と憶測を披露し、バカにしたように「かわいそうだよねぇ」とからかったのだ。相方の田中裕二が「歌っている映像見たけど、歌いたそうな感じじゃなかったよ」と相づちを打つと、太田は「あれはさすがにちょっと痛々しいよね」とも語っている。

 太田といえば、今年3月、普天間基地移設問題への対応をめぐって「安倍っていうバカ野郎」「私は個人的に安倍首相はバカだと思っていましたから」と安倍首相を罵倒しながら、翌月に、安倍首相主催の「桜を見る会」に光代夫人と一緒に出席。安倍首相から「一緒に写真を撮りましょう」と言われ、隣でおどけたポーズをとったあげく、「番組に出てください」などと依頼するなど、腰砕けっぷりを見せつけたばかりだ。


 安倍と意気投合してネトウヨにでも転向したのか、と批判しようとしたら、それより早く、当事者が見事なツッコミをしてくれた。太田に「痛々しい」と言われた制服向上委員会のメンバー・齋藤優里彩ツイッターでこんな一言を見舞ったのだ。


「私からすると、安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」

 そして、いま、安倍政権によって、憲法9条が最大の危機に瀕しているというのに、太田は安倍批判も安保法制批判も口にしないまま、ダンマリを決め込んでいる。かつて、「憲法9条を世界遺産に!」とまで言っていたあの思いはどこへいってしまったのか。不思議でしようがない。


 まあそれでも、ただ沈黙しているだけなら、太田もトヨタのCMにまで出演するようになって、やっぱり仕事が干されるのがコワくなったのかねえ、とがっかりするくらいで、ここまでの怒りは感じなかっただろう。


 しかし――。今回、太田は「一介の芸能人が政治に口を出すな」という世の中の空気に抗い、孤独な闘いを続けている勇気あるアイドルに難癖をつけ、足を引っ張ったのだ。しかも、かつて自分を批判した者たちと同じ、大人にやらされてるだけ、操られているだけという論理を身にまとって、である。


 この太田の揶揄について、制服向上委員会は、やはりメンバーの齋藤乃愛が「メンバーは全員、自分の意思で活動しているんですよ♪」と軽くいなしていたが、太田は制服向上委員会のことをまったくわかっていない。彼女たちは政治的なプロテストソングを5年前から継続的に歌っており、歌だけでなくデモにも参加するなど、お遊びや一時の話題作りでやっているわけではないのだ。


 というか、そもそも、「大人に操られている」のは、いまの太田のほうだろう。


本サイトでも以前指摘したことがあるが、太田が政治的発言をしなくなったのは、それこそ光代夫人にストップをかけられたからだった。

 もはや、太田光にはなにも期待することはない。ただ、自分が日和ったことを自覚して、闘う者の足を引っ張るな、ということだけは言っておきたい。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150613#1434191778
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526230


#お笑い