日本自動車販売協会連合会などによりますと、ことし１月から先月までの半年間に国内で最も売れた車は、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車「アクア」で、１２万１２４０台でした。
去年の上半期はダイハツ工業の軽自動車「タント」がトップでしたが、ことしは４月に軽自動車税が引き上げられた影響で、軽自動車の販売が４月以降大幅に減少しました。販売ランキングは、この傾向を反映してトップが入れ代わる形となりました。
ただ、上位１０車種のうち軽自動車は２位にホンダの「ＮーＢＯＸ」、３位にダイハツの「タント」が入るなど、引き続き根強い人気を集めています。また、上位１０車種のうち３車種がハイブリッド車で、消費者が燃費のよさに重点を置いた車選びをしていることもうかがえます。
業界団体は「消費者の根強い節約志向を反映して燃費のよい車に人気が集まる傾向は変わらない。軽自動車の販売は復調の兆しも出てきており、今後の回復を期待したい」と話しています。
