8日のニューヨーク株式市場は、不透明なギリシャ情勢や、中国市場での株価の値下がりに歯止めがかからないことへの懸念に加えて、ニューヨーク証券取引所で4時間近くにわたって取り引きができなくなるシステム障害が起き、不安が広がったことから売り注文が相次ぎました。
このためダウ平均株価は、前日よりも261ドル49セント安い1万7515ドル42セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「ニューヨーク証券取引所のシステム障害はサイバー攻撃を受けたのではないということだが、ほぼ同時に大手航空会社のシステムでも不具合が起きたため緊張が走った。ギリシャ情勢に中国経済と懸念材料が増えているが、中でも中国市場の株価の動向に関心を持つ投資家が多い」と話しています。