伊勢神宮にはイデオロギーはない。 - 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』
存在論だけがある。
安倍政権を始めとする最近の保守や右翼は、それが分かっていない。あたかも共産主義やマルクス主義、あるいは小市民的反戦平和主義などと同様に、安っぽいイデオロギー的思考に凝り固まっている。「保守や右翼の左翼化」である。「左翼イデオロギー」に対抗して「右翼イデオロギー」があるわけではない。「日本会議」などという団体は、「存在論」に耐えられなくて、「勧善懲悪的二元論」に堕落しているだけである。
その思想は、外宮の祭神である豊受大神を、天地開闢に先立って出現した天之御中主神や国常立尊と同一視して、内宮の祭神である天照大神をしのぐ普遍的神格（絶対神）とし、内宮に対抗する要素があった。それまで、外宮の豊受大神は、内宮の天照大神に奉仕する御饌津神とされていたが、度会氏は『神道五部書』を根拠に、外宮を内宮と同等、あるいはそれ以上の権威あるものとし、伊勢神宮における外宮の地位の引き上げを目指した。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150712#1436697476
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150712#1436697477
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150712#1436697478
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150709#1436438353
