中国が銅輸入拡大へ、上海株安受けた国際価格下落で | Reuters
中国は今後数カ月間に国際市場からの銅買い付けを増やす見込みだ。上海株式市場の急落を背景にロンドン金属取引所(LME)の銅先物相場は6年ぶり安値に落ち込み、輸入業者にとってより多くの利益が見込める価格水準となっている。
米シティのアナリストで香港を拠点とするアイバン・スパコウスキ氏は「ロンドン市場で著しく下げた一方、上海先物取引所は相対的に持ちこたえている。輸入を活用した裁定取引が可能になったため、海外から買い付ける動きが出ている」と語った。
また、シンガポールのトレーダーは、輸入を活用した裁定取引の価格差がここ数年にないほどの「目覚ましい」水準になっていると述べ、期近物と輸入カーゴの価格差で利ざやを稼げると話した。