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こたつぬこ

①明日の強行採決に向けて政府与党の「統一した意思」なんてまるで存在しない。採決は最近まで来週ではないかといわれていた。早まったのは先週から支持率がどんどん下がり週末に議員たちが地元に帰れば支持者から疑問を突きつけられと、党内が不安定化してきたから。つまりはやく楽になりたいからだ

②もし来週に採決を伸ばすと、三連休に地元に帰った議員たちはさらに動揺する。だから党の統制を維持するために、維新を切り捨ててまでも採決を早めたわけだ。だから二人の閣僚が危惧しているように、強行採決後に何が待ち受けているかわからない。その恐怖を抱きながらかれらは明日強行採決に臨む。

強行採決しても待ち構えているのは新国立競技場、年金、派遣法、株価、TPP、8月10日に原発再稼働、70年談話と、地雷が敷き詰められている。こうした危機の到来に何の計画性もなく突入してしまうのが今の自民党であり、かつてのように党の統制と政策遂行のバランスをとっていた時代とは違う。

④つまり政府与党にとって強行採決は追い詰められて打たざるを得なくなったギャンブルに他ならない。この二年半のおごりに満ちた政権運営のツケが一気に押し寄せる瞬間なのだ。このことは、明日を迎えて与野党のどちらが、また政府と運動のどちらが強行採決に怯えるかをみればただちにわかるはず。