アメリカ国務省は20日、北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表が今月22日から24日にかけて東京を訪れ、日本政府高官らと会談すると発表しました。
北朝鮮は今月に入り、拉致被害者らの調査結果の報告の延期を日本政府に伝え、この問題を巡って進展がみられないなか、北朝鮮と独自のパイプを持つモンゴルのプレブスレン外相が今月15日、アメリカを訪れてケリー国務長官と会談しました。
こうしたことから、キム特別代表はモンゴル側との会談の内容を踏まえて日本側と拉致問題の最新情勢などについて意見を交わすものとみられます。
また、アメリカ政府は先月の岸田外務大臣と韓国のユン・ビョンセ(尹炳世) 外相の会談で一定の成果が得られたことを前向きな動きと捉えていて、キム特別代表は日韓関係の改善に向けた方策などについても日本側と協議するものとみられます。