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アジアの成長持続、生産性向上鍵に=黒田日銀総裁 | Reuters

日銀が公表した講演内容によると、総裁は、アジア全体が繁栄を維持していくためには「比較的所得水準の高いアジア諸国が、ある程度高い成長率を維持していくことが必要」とし、「中所得の罠」や「人口動態の罠」などに陥ることを回避しなければいけないと語った。


こうした罠を乗り越える鍵となるのが「生産性の向上」と指摘。生産性が向上すれば「以前より少ない生産年齢人口での経済成長が可能になり、人口動態の罠を克服できる」と述べた。さらに、外国から入ってきた技術や農村部で得られた余剰労働力のメリットを使い果たした後でも、「ある程度の生産性の伸びを維持できれば、中所得の罠から抜け出すことができる」と語った。


そのうえで生産性の向上には、人的資本の蓄積や市場機能を尊重した制度設計、しっかりとした金融部門が重要な役割を果たすとの認識を示した。


こうした構造改革の実施は、既得権益の存在などで「いついかなる場合でも困難を伴う」が、「必要な改革を実行するのは今しかない」と強調。構造改革がうまくデザインされたものであれば「企業の先行きの収益見通し、さらには家計の恒常所得を改善させ、現在の需要を増やす方向に働く」と語った。


日本銀行

【講演】黒田総裁「アジアの経済成長をいかに持続させるか」(Amartya Sen Lecture) http://twme.jp/boj/01Wf

Bank of Japan

Speech by Governor Kuroda at the Amartya Sen Lecture (How to Sustain Economic Growth in Asia) http://twme.jp/boj/01Wg


インフレ率は今後相当加速、現段階で追加緩和不要=日銀総裁 | Reuters

総裁は、インフレ率は現在、ゼロ近辺だが、今後数カ月にかなり加速し始める見込みと述べた。その上で、引き続き2016年度上期頃に2%の目標に達すると見通した。


世界経済をめぐる懸念から原油価格が再び下落基調をたどり、国内インフレ率に下押し圧力がかかると不安視する声が高まっているが、総裁は先行きに楽観的な見方を示した。


総裁はまたロイターに対し、必要なら追加緩和も躊躇しないとの考えを重ねて強調したが、追加緩和の必要性が高まっているとは思わないと語った。